鬼太鼓

     

今、佐渡にどれくらいの鬼太鼓があるのだろうか。それこそひとつの集落にひとつ、あるいは神社にひと組あると言ってもよい。しかも大別すれば平野部は繊細で太鼓の打ち方も技巧が凝らされており、海に近い地域や、海辺の集落では荒々しく豪放と言う。鬼太鼓はオンデコと発音される民俗芸能で、翁と鬼2匹という形や、獅子と2匹の鬼が戦い鬼が勝つもの、鬼2匹だけのもの、「鼻高」と呼ばれる天狗などが先行するものとさまざまな形で伝えられている。しかしどれも鬼などが太鼓を打つという所作は変わらず、勇壮だったり優雅だったり見応えがある。