720年(奈良 時代) 『日本書紀』にトキ(桃花鳥)が地名の一部として記載されている。日本の文献では最も古い記述。
1610年(江戸 時代) 金沢藩、他領からトキを持ち込んで放鳥する。
1760年(江戸 時代) 徳島藩、播州からトキを持ち込んで放鳥する。
1826年(江戸 時代) シーボルト、来日中にトキの剥製をオランダに送る。ヨーロッパでトキが新種として紹介され、以後、
様々な学名がつけられる。
1854年(江戸 時代) 中国で鳥類学者による初のトキ捕獲。
1858年(明治 元年) シベリア、アムール川中流でトキが捕獲される。
1871年(明治 4年) 大英博物のグレイがトキの学名をNipponia nipponとする。1920年ごろから、これに統一された。
1908年(明治41年) 「捕獲に関する規則」にトキが保護鳥として加えられる。
1925年(大正14年) 「新潟県天産誌」に「トキは濫獲のためダイサギ等と共に其跡を絶てり」と記載される。
1927年(昭和 2年) 佐渡支庁、トキ発見を懸賞で呼びかける。
1930年(昭和 5年) 東京日日新聞主催の座談会によって、「佐渡にトキがいる」と広く知られるようになる。
1932年(昭和 7年) 佐渡島内に農林省がトキ捕獲禁止の標柱を立てる。
1934年(昭和 9年) トキが天然記念物に指定される。
1952年(昭和27年) トキが特別天然記念物に指定される。
1960年(昭和35年) トキが国際保護鳥に選定される。
1967年(昭和42年) 新穂村清水平に新潟県トキ保護センター開設。
1968年(昭和43年) 「キン」、宇治金太郎により捕獲される。センターで飼育。
1970年(昭和45年) 能登で本州最後のトキ「ノリ」を捕獲。センターで飼育。(1971年3月死亡)
1979年(昭和54年) 朝鮮半島におけるトキの確認はこの年が最後。
1981年(昭和56年) 1月、佐渡に残っていた野生のトキを全て捕獲。センターで飼育。
5月、絶滅したと思われていた中国で7羽のトキが発見される。
ロシアのウスリー川の中流で3羽発見される。その後は目撃されていない。
1983年(昭和58年) 捕獲された野生のトキのうち、「ミドリ」と「シロ」がペアリング。「シロ」産卵直後に死亡。
卵を取り出してふ卵機に入れるが、ふ化しなかった。
1984年(昭和59年) 「キン」と「ミドリ」がペアリング。産卵なし。
1985年(昭和60年) 中国から「ホアホア」を借り受け「キン」とペアリング。
1989年(平成 元年) 「キン」が生殖羽不完全着色。「ホアホア」が中国に返還される。
1990年(平成 2年) 「ミドリ」が中国に移送。「ヤオヤオ」とペアリング。
1992年(平成 4年) ペアリングしてもヒナはふ化せず、「ミドリ」帰国。
1993年(平成 5年) センターが新穂村長畝に移転。佐渡トキ保護センターと改称。
1994年(平成 6年) 4月、新穂村トキの森公園がオープンして、トキの一般公開が始まる。
9月、中国から「ロンロン」と「フォンフォン」のペアが到着。12月、オスの「ロンロン」が死亡。
1995年(平成 7年) 4月、「フォンフォン」と「ミドリ」のペアリング開始。「フォンフォン」が5個産卵するが、
ふ化しなかった。「ミドリ」死亡。
1999年(平成11年) 1月、中国から「ヨウヨウ」、「ヤンヤン」のペアが到着。
5月、国内で初めて人工ふ化に成功。「ユウユウ」誕生。
2000年(平成11年) 「ヨウヨウ」、「ヤンヤン」のペアから「シンシン」と「アイアイ」が誕生。
「ユウユウ」のお嫁さんとして中国から「メイメイ」が到着。
2001年(平成13年) 「ヨウヨウ」、「ヤンヤン」のペアと「ユウユウ」、「メイメイ」のペアから合計13羽のヒナが誕生。
そのうち2羽が死亡。
2002年(平成14年) 「ヨウヨウ」、「ヤンヤン」のペアと「ユウユウ」、「メイメイ」のペアから合わせて12羽のヒナが誕生。
そのうち1羽が死亡。
2003年(平成15年) 3ペアから合わせて18羽のヒナが育った。10月10日、日本最後のトキ(キン)が死亡。
2004年(平成16年) 5ペアから合わせて19羽のヒナが育った。野生順化施設建設に着手(平成18年度完成予定)
2005年(平成17年) 6ペアから合わせて22羽のヒナが育った。
(平成17年7月1日現在、80羽を飼育している)
トキはニッポニア・ニッポンという学名で、コウノトリ目、トキ科の中の一属一種に分類される鳥です。
全長76cm、顔と脚は赤く、頭に細長い冠毛の束をもち、体は淡いピンクを帯びた白色の羽毛で
おおわれていますが、繁殖期には、頭から背中にかけて灰色になります。山あいの湿地や水田で
魚や昆虫などを捕食します。
かつては日本の各地で見られ、新穂地区にも数多く生息していました。空を飛ぶトキの姿は美しく、
「とき色」と呼ばれる、風切羽や尾羽のオレンジがかったピンク色がいっそうあざやかに見えたものです。
しかし明治以降、日本中でその数が激減し、1934年に天然記念物、1952年には特別天然記念物
に指定され、1960年に東京で開催された第12回国際鳥類保護会議で国際保護鳥に選定されました。
国外ではトキは絶滅したと考えられていましたが、中国で1981年にその存在が確認されて以来、
温かい保護によって毎年ヒナが増え続け、2004年現在、野生のものと飼育されているものを合わ
せて、約650羽にまで回復しました。
1999年1月には、日中友好のあかしとして中国からトキのつがい「ヨウヨウ」「ヤンヤン」が贈呈され、
佐渡トキ保護センターで毎年ヒナが誕生しています。

●マイカー
両津港より約15分 小木港より約50分
赤泊港より約50分
●定期バス
両津港より約20分 南線で行谷下車
小木港より約60分 徒歩25分
赤泊港より約60分
●開館時間 午前8時30分〜午後5時(入館締切午後4時30分)
●休 館 日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日の火曜日休館)
年末年始12月29日〜1月3日まで
●協 力 費 トキ資料展示館では入館の際、周辺自然環境の保全と整備のために
「環境保全協力費」をいただいています。
大人 1人200円(一般・高校生) 小人 1人100円(中学生・小学生)


トキ飼育ゲージ
※写真・情報提供 : 佐渡トキ保護センター